近年、コンプレッションウェアの人気が高まりを見せ、さまざまなシーンで着用している人を見かけるようになりました。さらに働く人たちの作業用ユニフォームとしても定着してきてもいます。
今回はコンプレッションウェアがなぜ人気なのか、そして着用することよって生まれる意外なメリットなどを解説していきます。
コンプレッションウェアを着る理由
体にぴったりとフィットし、非常に伸縮性の高い「コンプレッション」と呼ばれるウェアをご存じでしょうか。よくスポーツ選手が着用しているイメージがありますが、実は作業用のウェアとしても高い人気を誇ります。
実際、建設現場などで働く職人さんが着用しているところを見たことがあるという人も少なくないでしょう。
コンプレッションの意味
ウェアだけに限らず、コンプレッションという言葉はさまざまなシーンで使われています。「圧縮」や「圧搾」という意味があり、これによって体の動きをサポートする働きがあります。これによって体にかかる負荷を軽減する効果が期待できます。
コンプレッションは機能性の高いインナー
コンプレッションウェアを着ると体のラインが強調されるため、筋肉自慢のためのファッションとして着用しているのだと勘違いしてしまう人も多いようです。
しかし、コンプレッションウェアには非常に優れた機能があり、着用するのとしないのとでは作業効率にも大きな違いが生まれるのです。
体の負荷を軽減するため疲労回復効果がある
コンプレッションウェアは、適度な圧力を加えることで体(筋肉)の動きをサポートしてくれるため体にかかる負荷を軽減してくれると先述しましたが、それに伴って疲労回復効果のあることが知られています。インナーにコンプレッションウェアを着用することによって、通常よりも疲れを感じにくくなるのが特徴です。
やる気や集中力がアップ
体にぴったりとフィットするコンプレッションウェアを身に着けると、適度な締め付けによってやる気や集中力をアップする効果も期待できます。
スポーツ選手がトレーニングの際に着用することでオンとオフを切り替えているように、作業時におけるオンとオフの切り替えも容易になります。集中力が高まれば思わぬアクシデントの防止にもつながります。
加圧シャツとは異なるので注意
コンプレッションウェアは、よく加圧シャツと混同されがちですが、加圧シャツは高圧力でわざと体に負荷をかけて運動機能アップを図るためのものであり、コンプレッションウェアとはまったく逆の作用を及ぼすものなので注意が必要です。
コンプレッションウェアの選び方
仕事の効率化、そして疲労軽減のためにも、コンプレッションウェアは積極的に作業へ取り入れていきたいアイテムです。
しかしコンプレッションウェアも1種類だけしかないわけではなく、さまざまなタイプが存在しています。目的に合わせて上手に選ぶことが大切です。
トップスタイプ |
コンプレッションウェアのスタンダードタイプとも呼べるほど、最も人気の高いタイプ。長袖ほか半袖やノースリーブなどがあり、季節によって使い分けが可能 |
パンツタイプ |
トップスとは逆に太ももなどをサポートする目的で下半身に履くコンプレッションウェア。厳冬の防寒対策にもおすすめ |
カバータイプ |
いわゆるアームカバーやレッグカバーとして使用するタイプ。部分的にしか着用しないため、体全体を覆うトップスやパンツタイプとは異なり締め付け感を感じにくいのが特徴 |
バートル 4070 半袖コンプレッション 近日入荷予定
バートル 4073 ロングパンツ 近日入荷予定
コンプレッションウェアと聞いて最初にイメージできるのがトップスタイプでしょう。それ以外にもパンツタイプやアーム(レッグ)カバータイプなどもあります。
さらに、メーカーごとに素材などそれぞれに特徴が異なることもありますので、作業内容や季節などに応じて、これらの種類を使い分けるのが理想的です。
コンプレッションウェアを選ぶ際の注意点
コンプレッションウェアを選ぶ際にはいくつかの注意点もあります。選び方の参考として、これら注意点についても把握しておくとより自身に合ったコンプレッションウェアを見つけやすくなります。
適切なサイズを選ばないと効果が薄い
コンプレッションウェアの魅力は適度な圧力によって体の負荷を軽減することですので、あまりにも大きすぎるサイズではその効果を期待することができません。逆にサイズが小さすぎてしまうと締め付けが強くなり着心地が悪くなってしまいます。
皮膚が弱いと素材で炎症を招く可能性もある
コンプレッションウェアはその性質上、素材に化繊が使用されていますので、皮膚が過敏な人などは炎症を起こしてしまう可能性もあります。そうなると快適な作業環境を維持することが難しくなってしまいますので、皮膚に合わないと感じたらすぐに使用を中止しましょう。
まとめ
コンプレッションウェアについてご紹介してきました。体の負荷を軽減してくれる効果が見込めるアイテムとして、スポーツ以外にもさまざまな分野で取り入れられており、建設(建築)現場などで働く人たちにとっても当たり前のアイテムとなりつつあります。
ここでご紹介した特徴などを踏まえ、ぜひお気に入りの一枚を見つけてください。