コンプレッションウェアは、今やスポーツやアウトドアの分野だけでなく、ワーカーの必須アイテムとしてもすっかり定着しました。速乾性が高いため汗をかく作業でも作業環境を快適に保てるほか、適度な締め付けによって体への負担が軽減されるなど高い機能性誇る点も人気の理由です。
そんなコンプレッションウェアですが、そのイメージから夏場に向けたインナーアイテムという印象が強いという人も多いと思いますが、そのイメージとは裏腹に、秋冬用のコンプレッションウェアというのも登場しています。
今回はその秋冬用コンプレッションウェアに注目し、夏用のコンプレッションウェアとの違いは何か? 真冬に着用すると本当に暖かいのか? など、気になる点を詳細に解説していきます。
:秋冬用のコンプレッションウェアとは
夏用のイメージが強いコンプレッションウェアですが、夏に着用する春夏用のほかにも秋冬用も存在します。また年間を通して着用できるオールシーズン対応のタイプも販売されています。
:春夏用と秋冬用の違い
春夏用のコンプレッションウェアも秋冬用のコンプレッションウェアも、体にフィットして適度な締め付けから体の動きをサポートし、体にかかる負担を軽減してくれるなどの基本的な機能は同じです。
では何が大きく異なるのかというと、それは使用されている素材の種類や厚みです。春夏用は冷涼感を得られやすいような素材が使用されている場合も少なくなく、また汗のかきやすい箇所の通気性をアップさせていたりなど、暑さに対して快適さを追求した工夫が施されています。
秋冬用のコンプレッションウェアでは、春夏用のような冷涼感を得られるような素材は不要です。逆に保温のために厚みのある生地が使用されていたりします。ただし、生地が厚いからといって蒸れやすいのかといえば決してそういうわけではなく、十分な通気性が確保されているのも特徴です。
:秋冬用のコンプレッションウェアは本当に暖かい?
では最大の疑問である、「秋冬用のコンプレッションウェアは本当に暖かいのか?」の疑問について考えていきましょう。
:真冬は重ね着をしないと寒さに耐えられない
秋冬用のコンプレッションウェアが暖かいか否かは、着用時期によって異なります。当然、まだ暖かさの残る秋であれば秋冬用のコンプレッションウェア1枚だけで過ごすことは可能ですが、真冬の屋外となるとさすがに重ね着をしなければ寒さに耐えることはできません。
そもそもコンプレッションウェアはインナーとして着用するものでもありますので、適切なレイヤーで重ね着をしつつ寒さ対策を行えば、「秋冬用の暖かいインナー」としての保温機能を存分に発揮してくれます。
:秋冬用コンプレッションウェアの選び方
秋冬用コンプレッションウェアの選び方として最も重要なポイントは、ずばり「秋冬用が売られている時期に購入すること」です。
:春夏用では快適性が損なわれてしまう
「夏に購入したものがあるからそれを着用すればいいや」と考えたくもなりますが、先述のように春夏用と秋冬用とではコンプレッションウェアに使用されている素材や生地が異なります。
異なる季節のコンプレッションウェアを着用することによってインナーとしての快適性が損なわれてしまいますし作業効率低下に繋がってしまう可能性もあるので注意したいところです。
:秋冬用はできるだけ高機能なものを選ぶ
秋冬用コンプレッションウェアを選ぶ際に重視すべき点は、保温性と通気性です。寒い屋外で作業をするとはいえ、それなりに体を動かさなくてはならない場合にも備えなくてはなりません。
保温性ばかりが高くでも内部が蒸れてしまいますし、通気性が高くても保温性に乏しければ秋冬用インナーとしての意味がありません。どちらも体を冷やして体調を崩してしまう原因にもなってしまいます。
秋冬用コンプレッションウェアは、保温性に優れていながら通気性にもこだわった高機能なタイプを率先して選ぶようにするのがおすすめです。
:まとめ
コンプレッションウェアであればなんでもOKというわけではなく、季節や作業内容に応じて使い分けることもまた必要です。そうすることで、屋外における作業の効率アップも期待できます。ぜひ最適な1枚を見つけるための参考としてお役立てください。